波型スレート塗装
- 藤原 塗装
- 2024年4月4日
- 読了時間: 2分

工場や倉庫などによく使われる大波スレートの塗装です。耐用年数がとても長い屋根ですが、メンテナンスが必要です。一度塗装されているようですが、部分的に剥がれ等の劣化、フックボルトのサビが見られます。

まずは、高圧洗浄で泥や苔などをきれいに落としていきます。

フックボルト部は、エポキシ樹脂系錆止め塗料できっちり錆止めします。塗装は塗ってしまうと大体のものはキレイになるため業者によっては下地処理を省いて作業されてしまうこともあります。しかしながら、下地をきちっと調整するのとしないのとでは、経年劣化に伴う傷み方に大きな違いが生じてきます。こちらの現場のボルトフックは最終的にボルトキャップを被せますが、きちっと下地処理を行います

スレート部も、旧塗膜の剥がれに伴う表面の凹凸のひどい部分をカチオン系ポリマーセメントで下地調整しておきます。写真奥のスレートのように劣化が酷い部分は、無理に塗装せず交換を勧めました。

スレート部にはシーラーをきっちり塗布します。

シリコン系塗料にて2回塗装します。

シーラー塗りの後2回ローラーでの施工完了です。よく乾かした後、ボルトフック部に専用のキャップを取り付けていきます

写真のキャップは下屋根の折半屋根で使うものになります。大屋根は大波スレートですので大波スレート用のキャップを一つづつはめていきます。こちらの商品は、キャップ内にコーキングが充填済みのためキレイにコーキングが入りボルトフックの劣化や劣化に伴う水漏れを防ぎます。
